こんばんわ。今日もこの前に引き続きクロックパーミっぽいデッキを選んで見ました。
ってことでデッキはCanadian Threshold。通称カナスレ。
Tempo Threshとかいわれる場合もあるみたいです。
早速ですがデッキはこちら。
パッと見でわかることですが、デッキ自体が非常に軽い構成をしています。このデッキではいつもの《思案/Ponder(M10)》ではなく、《定業/Preordain(M11)》が取られていますね。
ライブラリをシャッフルして、新しいトップを供給してくれるフェッチランドが6枚とやや抑え気味なので定業なのかもしれません。
同じカナスレでも《思案/Ponder(M10)》を採用している場合もあるので、そのあたりは好みだったりデッキ構成による、ということなのでしょう。
《思案/Ponder(M10)》、《定業/Preordain(M11)》のどっちでも強いですしね。
これは聞いた話なのでその真偽はわかりませんが、うまくプレイすれば環境一強のデッキなのだとか。
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前に紹介したTeam Americaと違う点、というか僕がカナスレとはこういうデッキである、と勝手に解釈しているんですが、それは「《呪文嵌め/Spell Snare(DIS)》と《火+氷/Fire/Ice(APC)》と《敏捷なマングース/Nimble Mongoose(ODY)》が入っているデッキ」です。
《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》を始めとした強力な2マナカードを《呪文嵌め/Spell Snare(DIS)》ではじきつつ軽いスペルを連打していって、スレッショルド状態の《敏捷なマングース/Nimble Mongoose(ODY)》をタップする作業に入るデッキ、と言い換えてもいいかもしれません。
で、ここでデッキを説明していくにあたって大きな問題なのですが、僕はこのデッキに何故《火+氷/Fire/Ice(APC)》が入っているのかが全くわかりませんw
もちろん汎用性が高いカードで、歴代最強の分割カードといわれているのは知っているんですが、レガシーともなればデッキに入っている全てのカードに必ず深い意味があるはずです(もちろん、スタンダード、エクテンもそうですが)。
追加の《Chain Lightning(LEG)》では何故駄目なのか、どうして《火+氷/Fire/Ice(APC)》なのか。そういうことを分かってない状態でこういうデッキを回すというのは僕は良くないと思います。
というわけで、誰かその辺りの補足を・・・
というお願いをしつつ、このデッキの印象についてですが、Team Americaはハンデス+カウンターでなるべく場にパーマネントが出ないようにしつつ、でてしまったら《殺し/Snuff Out(MMQ)》で除去、というスタンスなのですが、カナスレはタフネス3以下は場に出てもよし、それ以上は駄目(かうんたー)な、っていう感じですね。
クリーチャー以外のパーマネントやらスペルについてはデッキに応じて手札と相談、といったところでしょうか。
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さてサイドボードですが、まず目につくのが4枚取られた《水没/Submerge(NEM)》。
このカードは僕は結構使われているので印象深いですね。
4枚取っているということは、よほど対処しないといけないカードがあるということだと思うのですが、その筆頭は《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary(CON)》だと思います。
土地が18枚しかないので、《不毛の大地/Wasteland(TMP)》を連続で持ってこられるとそれだけで厳しくなります。
しかも3マナなので《呪文嵌め/Spell Snare(DIS)》が効かないっていう。
そこでこの水没を使うと、せーいさんの起動能力にスタックしてしまえばあら不思議、彼女はライブラリの彼方へと消え去ってくれます。
他にもフェッチにスタックしたりとかできるので、最近はカナスレに限らず青いデッキのサイドにちょくちょく取られてるようですね。
《森/Forest(ROE)》を使うデッキは要注意です。とはいえ、ハンデスでもしない限りは防ぎにくいと思いますが。
続いては《紅蓮地獄/Pyroclasm(M11)》。レガシーで2点って結構心もとないと思うんですが、デッキ的に《炎渦竜巻/Firespout(SHM)》が重過ぎるのかもしれませんね。
マーフォークやらゴブリンあたりにいれるのかな?
地味に《敏捷なマングース/Nimble Mongoose(ODY)》死なないのも重要か。
《赤霊破/Red Elemental Blast(4ED)》は赤1マナで青いスペルならなんでもカウンターできるし、パーマネントも割れるという素敵カード。
これの対象について考えると、《相殺/Counterbalance(CSP)》あたりかなーという気がします。というのも、デッキがほぼ1,2マナなので、《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top(CHK)》+《相殺/Counterbalance(CSP)》が決まってしまうと相当厳しいはずです。
なので、相手の先攻2tの《相殺/Counterbalance(CSP)》をカウンターしうるカード、また様々な青いデッキへの対抗策として入っているのではないでしょうか。
続いては《呪文貫き/Spell Pierce(ZEN)》。最近では本当定番のスペルですね。というか、今までの青いデッキには全部入ってるんじゃなかろうか。
ANTを始めとしたコンボデッキへの回答としてつっこんでいくのでしょう。
続いては《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt(TSB)》。これも定番のサイドですね。
このデッキの場合、スレッショルドを達成することも重要なので、《大祖始の遺産/Relic of Progenitus(ALA)》みたいなお互いの墓地ではなく、片側の墓地のみを触るカードになっています。
最後は《三角エイの捕食者/Trygon Predator(DIS)》。
1年くらい前はCTGのメインに入っていたような記憶があります。
最近は対処しないといけないエンチャントやらアーティファクトがメインにとられてないからサイドに潜むことになったのでしょう。
《相殺/Counterbalance(CSP)》を割っていくのが主な仕事となりそうです。
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さて、このデッキに相対したときですが、Team Americaと一緒でランデスが効果的だと思います。
ただ、《不毛の大地/Wasteland(TMP)》を何の気なしに使うと、《もみ消し/Stifle(SCG)》がまっているので要注意ですね。
最近《もみ消し/Stifle(SCG)》は減ってきたように感じますが、いざフェッチに打たれたりすると被害が甚大ですので、いつでも注意はすべきでしょう。
あとは、《呪文嵌め/Spell Snare(DIS)》、《目くらまし/Daze(NEM)》をなるべく手札に腐らせるように動いていくことが基本的なプレイングになってくるかと思います。
《呪文嵌め/Spell Snare(DIS)》に関してはあえて打たせる、みたいな場面も結構あると思いますが、《目くらまし/Daze(NEM)》は手札に腐らせることができますし、後半になればなるほど弱いスペルなので重要かと。
とりあえず、こんなところで今日は終わりにしたいと思います。
ぶっちゃけ、もうすぐプレリあるんでスポイラーが気になるw
まずはコンバットで無茶苦茶にされないように、コンバット周りで使われそうなカードを重点的にピックアップして、できれば明日にでもまとめてみたいですね。
それでは。
ってことでデッキはCanadian Threshold。通称カナスレ。
Tempo Threshとかいわれる場合もあるみたいです。
早速ですがデッキはこちら。
Maindeck:
4 《敏捷なマングース/Nimble Mongoose(ODY)》
4 《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》
1 《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MOR)》
// 9 cleatures
4 《渦まく知識/Brainstorm(ICE)》
4 《目くらまし/Daze(NEM)》
4 《Force of Will(ALL)》
4 《稲妻/Lightning Bolt(M11)》
4 《定業/Preordain(M11)》
4 《呪文嵌め/Spell Snare(DIS)》
4 《もみ消し/Stifle(SCG)》
3 《火+氷/Fire+Ice(APC)》
2 《Chain Lightning(LEG)》
// 33 other spells
4 《Tropical Island(LEB)》
4 《Volcanic Island(LEB)》
4 《不毛の大地/Wasteland(TMP)》
3 《霧深い雨林/Misty Rainforest(ZEN)》
3 《樹木茂る山麓/Wooded Foothills(ONS)》
// 18 lands
Sideboard:
4 《水没/Submerge(NEM)》
3 《赤霊破/Red Elemental Blast(LEA)》
2 《紅蓮地獄/Pyroclasm(M11)》
2 《呪文貫き/Spell Pierce(ZEN)》
2 《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt(TSB)》
2 《三角エイの捕食者/Trygon Predator(DIS)》
パッと見でわかることですが、デッキ自体が非常に軽い構成をしています。このデッキではいつもの《思案/Ponder(M10)》ではなく、《定業/Preordain(M11)》が取られていますね。
ライブラリをシャッフルして、新しいトップを供給してくれるフェッチランドが6枚とやや抑え気味なので定業なのかもしれません。
同じカナスレでも《思案/Ponder(M10)》を採用している場合もあるので、そのあたりは好みだったりデッキ構成による、ということなのでしょう。
《思案/Ponder(M10)》、《定業/Preordain(M11)》のどっちでも強いですしね。
これは聞いた話なのでその真偽はわかりませんが、うまくプレイすれば環境一強のデッキなのだとか。
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前に紹介したTeam Americaと違う点、というか僕がカナスレとはこういうデッキである、と勝手に解釈しているんですが、それは「《呪文嵌め/Spell Snare(DIS)》と《火+氷/Fire/Ice(APC)》と《敏捷なマングース/Nimble Mongoose(ODY)》が入っているデッキ」です。
《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》を始めとした強力な2マナカードを《呪文嵌め/Spell Snare(DIS)》ではじきつつ軽いスペルを連打していって、スレッショルド状態の《敏捷なマングース/Nimble Mongoose(ODY)》をタップする作業に入るデッキ、と言い換えてもいいかもしれません。
で、ここでデッキを説明していくにあたって大きな問題なのですが、僕はこのデッキに何故《火+氷/Fire/Ice(APC)》が入っているのかが全くわかりませんw
もちろん汎用性が高いカードで、歴代最強の分割カードといわれているのは知っているんですが、レガシーともなればデッキに入っている全てのカードに必ず深い意味があるはずです(もちろん、スタンダード、エクテンもそうですが)。
追加の《Chain Lightning(LEG)》では何故駄目なのか、どうして《火+氷/Fire/Ice(APC)》なのか。そういうことを分かってない状態でこういうデッキを回すというのは僕は良くないと思います。
というわけで、誰かその辺りの補足を・・・
というお願いをしつつ、このデッキの印象についてですが、Team Americaはハンデス+カウンターでなるべく場にパーマネントが出ないようにしつつ、でてしまったら《殺し/Snuff Out(MMQ)》で除去、というスタンスなのですが、カナスレはタフネス3以下は場に出てもよし、それ以上は駄目(かうんたー)な、っていう感じですね。
クリーチャー以外のパーマネントやらスペルについてはデッキに応じて手札と相談、といったところでしょうか。
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さてサイドボードですが、まず目につくのが4枚取られた《水没/Submerge(NEM)》。
このカードは僕は結構使われているので印象深いですね。
4枚取っているということは、よほど対処しないといけないカードがあるということだと思うのですが、その筆頭は《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary(CON)》だと思います。
土地が18枚しかないので、《不毛の大地/Wasteland(TMP)》を連続で持ってこられるとそれだけで厳しくなります。
しかも3マナなので《呪文嵌め/Spell Snare(DIS)》が効かないっていう。
そこでこの水没を使うと、せーいさんの起動能力にスタックしてしまえばあら不思議、彼女はライブラリの彼方へと消え去ってくれます。
他にもフェッチにスタックしたりとかできるので、最近はカナスレに限らず青いデッキのサイドにちょくちょく取られてるようですね。
《森/Forest(ROE)》を使うデッキは要注意です。とはいえ、ハンデスでもしない限りは防ぎにくいと思いますが。
続いては《紅蓮地獄/Pyroclasm(M11)》。レガシーで2点って結構心もとないと思うんですが、デッキ的に《炎渦竜巻/Firespout(SHM)》が重過ぎるのかもしれませんね。
マーフォークやらゴブリンあたりにいれるのかな?
地味に《敏捷なマングース/Nimble Mongoose(ODY)》死なないのも重要か。
《赤霊破/Red Elemental Blast(4ED)》は赤1マナで青いスペルならなんでもカウンターできるし、パーマネントも割れるという素敵カード。
これの対象について考えると、《相殺/Counterbalance(CSP)》あたりかなーという気がします。というのも、デッキがほぼ1,2マナなので、《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top(CHK)》+《相殺/Counterbalance(CSP)》が決まってしまうと相当厳しいはずです。
なので、相手の先攻2tの《相殺/Counterbalance(CSP)》をカウンターしうるカード、また様々な青いデッキへの対抗策として入っているのではないでしょうか。
続いては《呪文貫き/Spell Pierce(ZEN)》。最近では本当定番のスペルですね。というか、今までの青いデッキには全部入ってるんじゃなかろうか。
ANTを始めとしたコンボデッキへの回答としてつっこんでいくのでしょう。
続いては《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt(TSB)》。これも定番のサイドですね。
このデッキの場合、スレッショルドを達成することも重要なので、《大祖始の遺産/Relic of Progenitus(ALA)》みたいなお互いの墓地ではなく、片側の墓地のみを触るカードになっています。
最後は《三角エイの捕食者/Trygon Predator(DIS)》。
1年くらい前はCTGのメインに入っていたような記憶があります。
最近は対処しないといけないエンチャントやらアーティファクトがメインにとられてないからサイドに潜むことになったのでしょう。
《相殺/Counterbalance(CSP)》を割っていくのが主な仕事となりそうです。
--------------------------------------------------------------------------
さて、このデッキに相対したときですが、Team Americaと一緒でランデスが効果的だと思います。
ただ、《不毛の大地/Wasteland(TMP)》を何の気なしに使うと、《もみ消し/Stifle(SCG)》がまっているので要注意ですね。
最近《もみ消し/Stifle(SCG)》は減ってきたように感じますが、いざフェッチに打たれたりすると被害が甚大ですので、いつでも注意はすべきでしょう。
あとは、《呪文嵌め/Spell Snare(DIS)》、《目くらまし/Daze(NEM)》をなるべく手札に腐らせるように動いていくことが基本的なプレイングになってくるかと思います。
《呪文嵌め/Spell Snare(DIS)》に関してはあえて打たせる、みたいな場面も結構あると思いますが、《目くらまし/Daze(NEM)》は手札に腐らせることができますし、後半になればなるほど弱いスペルなので重要かと。
とりあえず、こんなところで今日は終わりにしたいと思います。
ぶっちゃけ、もうすぐプレリあるんでスポイラーが気になるw
まずはコンバットで無茶苦茶にされないように、コンバット周りで使われそうなカードを重点的にピックアップして、できれば明日にでもまとめてみたいですね。
それでは。
コメント
@部族デッキ(横に並ぶデッキ)が苦手である。
@部族の他にボブとドレッジの生物、タルモ同士の殴り合いを処理できる。
(ドレッジ戦はインスタントで助かる場合がある)
@レガシーは高速墓忍びやリアニメイトがある為、火力しか除去がないのでタップ能力が欲しいときがある。
@マリガン時にキャントリップは少ない手札でもスレッショルドをしやすくする。
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なんて細かい理由がありますが、なによりいちばん大きいのはカナスレは土地を攻めるデッキであること。
つまりもみ消しが擬似石の雨なのと同じで氷は擬似リシャーダの港であること。
これがいちばん大きいです。
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汎用性の高さと上記の理由から4枚採用されてきましたが、
@2点じゃ足りないことがある
@2マナすら重く感じるデッキである
@器用貧乏
ということで、採用はするが2~3枚というレシピが最近は多いみたいですね。
確かに昔は4枚ってのが多かったですね。いやしかし、2マナすら重く感じるのがレガシーっぽい、というかこのデッキっぽいですね。